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2021年10月31日日曜日

初サイクルロゲイニング

ロゲはロゲでも今回は初めてのサイクルロゲイニング。信州サイクルロゲイニング2021・安曇野ステージに参加してきました。自転車のロゲイニングは初めて。今回は自分が普段通勤で使用している自転車(24段変速だが、それ以外はママチャリ仕様)で出走しました。
バリバリのロードバイクのサイクリストさんから、普段自転車に乗らないママチャリサイクリストさんまで、様々な参加者。私はその中間位でしょうか。

今回のマシンは愛機の通勤ルイガノ号。毎日往復約9kmの通勤で使用してかれこれ4年。泥よけとスタンド完備のママチャリ仕様。フロントはサスペンション付きでサドルもスプリング付きのママチャリ用サドルに変更。推進力度外視の超快適仕様。ただし、自分でもショップでもメンテナンスは欠かさず常に機関良好ピカピカだけなのが自慢です。もちろん自転車用のヘルメットは持ち合わせてないので、登山用で(笑)

東側の池田町も一部マップエリアに入っていました。左手に北アルプスが絶景で気持ち良いサイクルロードでした。

ポイントの池田町のワイナリー。普通のロゲイニングなら、絶対試飲に立ち寄る(もちろんお土産がてらワインお買い上げ)んですが、自転車で飲酒運転になるので、残念ながら写真だけ撮ってスルー。

昭和20年代にNHKで放送されたラジオドラマの舞台施設。もちろん私は全く知りませんが、松本市の国宝、旧開智学校のような雰囲気を漂わせる素敵な洋館ですね。

穂高温泉の再奥にあったポイントのパン屋さん月日堂製パンさん。ここはそれほど点数は高くないけど、とにかく激坂できつかった。最終的には押して歩いちゃいました。でもご褒美はサイクリストさんは10%オフの特典が。激坂を苦労して来たご褒美でした。

ハード系のパン屋さんです。あたしゃにはさっぱり分からないので、クロワッサン2個とブリオッシュベイザンヌというパンを買って帰りました。ロゲのグルメポイントでは絶対にお金を落としていく主義です。(了解を得て店内を撮影)

今回のロゲのポイントで一番の気づきとなったのが最高得点でもあったここ。戦時中の安曇野穂高空襲の遭難石碑。こんなのどかな田舎で空襲があったとは初めて知りました。その理由はその後のポイントで陸軍師団の演習地があったことでなるほどと思いましたが、改めて驚きました。

今回自分の最後のポイントになったのが拾ヶ堰橋沿いの道祖神。道祖神と言えば安曇野と言うほど、松本よりも多いんじゃないかな。それにこの独特なペンキかスプレーで塗った派手な道祖神があるのは安曇野ならではではないでしょうか。

さて、今回初めてサイクルロゲイニングに参加してみて、競技ルール自体は普通のロゲイニングと変わらないのですが、自転車という乗り物を使う以上、普通のロゲとははるかに厳格な交通ルールを意識した行動を強いられることに何かと戸惑いました。特に、私のような自転車を通勤や買い物など、普段の生活目的でしか利用しない者の交通ルールの共通認識と、普段バリバリ自転車を趣味としているロードバイクのサイクリストさんの共通認識とあまりに隔たりがあるということ。
そもそも自転車は法律上あくまで自動車と同じ「車両」であり、本来は歩道を走ってはいけない。左通行など車と同じルールに沿って走るのが正しい。でも私のような自転車素人はついつい普段の間隔で歩道がある所は歩道を走ったり、右側通行や赤信号左折したりしちゃうんです(ダメです)。サイクリストさんは歩道があっても車道をきっちり走って、信号も歩行者用ではなく、自動車用に準じて徹底して行動されていて感心しました。
でも現実問題、車と速度差の大きい自転車で車道の方を走るのは大変危険。速度の速いサイクリストさんはむしろオートバイのように堂々と車道の中央寄り左側を走っている。私なんか怖くて車道の左ギリギリや路側帯を車に遠慮して走るわけです。段差が近くて車のタイヤでどけられた砂利も多くて(パンクが怖い)、右側に転倒でもしたら後続の車にひかれ命に関わる大事故ですよ。交通ルール、法律上はそれでも車道を走るのが原則。でも現実ほとんど人が歩いていない田舎の安曇野の歩道を走る方が明らかに安全なんですよね。その辺の法律と実際の安全性が乖離してしまっているという現実が、サイクルロゲイニングという競技スポーツにおいて一番の難しいところかなぁと、走っていて怖い思いしながら痛感しました。

また、普通のロゲと違い地図を見ながら走ることができない、できたとしてもとても危険。今や”ながらスマホ”の車の運転は厳罰化されていますが、自転車を運転しながらの地図の凝視もすごく危険。今回初めてということもあり、片手に地図を持ちながらの運転でしたが、やはりブレーキ操作がしにくい。風で飛んでしまいそうなど、何かと難儀しました。ハンドルの中央にセットできる自転車用のマップホルダーがあるようですが、こちらも走行中の凝視は危険(むしろ手に持っていないから地図に目が行きやすくなって余計に危険かと)。サイクルロゲはまだ始まったばかりのスポーツなので、その辺もこれからなのかなぁと。

今回の要となるロゲイニングのプランナーさんはロゲイナーでもあり、旅サイクリストさんでもあるNさん。とても真面目な方で地図が正確で簡潔なポイント説明にいたく感心しました。隣町の安曇野は準地元でもあり多少地の利もありましたが、初めて知る歴史やお店など、いろいろ気づきがありました。ただでさえサイクリングが気持ち良い信州、安曇野。それにロゲイニングというスポーツが加わることで楽しさが倍増。あとはいかに初心者から上級者までみんなが安全に楽しめるかが課題かと。これから主催者と参加者両方が大会を重ねるにつれお互いアイデアを出し合って安全も楽しさも高めていければ良いですね。

今回の大会ホームページ↓

2020年10月3日土曜日

eバイクで美ヶ原へ

話題の電動アシスト自転車のスポーツ版eバイクで美ヶ原高原までサイクリングするツアーに参加してきました。通勤で自転車は乗っていますが、趣味で自転車は乗っていないので、いわゆるスポーツロードサイクルは初めて。それも最新のハイブリッドとは、いきなり何かと最近のハイテク自転車に驚きの連続でした。

あいにくの曇りでしたが、3つのアルプスなど山の景色はバッチリでした。南アルプスをバックに、渋いマットブラックのSPECIALIZEDというアメリカの有名なメーカーらしいです。

フレームに電源ボタンとバッテリーの残量。左側のハンドルに電動アシストパワー3段階の切り替え+-ボタン

eバイク関係なく、最近のロードサイクルはディスクブレーキ。それも油圧で。車と同じです。びっくりしました。効きもすばらしく、うっかりきつくブレーキレバーを握るとすっ飛んでいくので危険なほどです。

画像は高原に登りきって開けてからの快適なシーンですが、それまでの林道の斜度のきつい上りはモーターのアシストを効かせて漕がないと全く無理な苦しさ。3段階のパワーですが、普段ある程度ジョギングや登山などの基礎体力がある人なら2(3が一番強い)までで行けます。もちろんあくまで人間のこぐ力にアシストするのですが、モーターのアシストはまるで後ろから押されているようなパワー感です。あのきつい傾斜を立ち漕ぎしないで行けるなんて。また、アシストを切ると逆にブレーキがかかったかのような錯覚になり、何かと不思議な感覚の連続です。

ゴールは車道の終点、自然保護センター。浅間温泉をスタートして美鈴湖経由で約26kmほど。標高差は1000mを超える過酷さ。実際過酷で有名なサイクルロードレース、ツールド美ヶ原の選手たちはいくら高性能なバイクでも、モーターのアシスト無しで登るのだからすごいと心底感心します。一度乗ると普通のロードサイクルに戻れない…と言うそうですが、私のような自転車初心者にもそれは理解できるほどeバイクの凄さを体験できました。ちなみにこのSPECIALIZEDのeバイクは35万円ほど。もっと高いものだと思っていたので、それほどでもないですね。もちろん安価ではないですが、車が買えるほど高価なロードサイクルがざらにある中で、それと比べるとむしろ安いのかも。いや、でも自転車やっている人にはどうなのかな。