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2022年8月30日火曜日

塩の道 温泉行脚

先週約180km完全走破した塩の道ロングトレイル。この塩の道沿いには特に小谷村にたくさんの温泉があります。今週はまだ行けてない温泉地を全部湯浴みに訪れました(もちろん今回は車で)。一番北側の糸魚川市シーサイドバレースキー場併設の塩の道温泉からスタートして南下。2箇所目は平岩駅の姫川温泉瘡の湯(かさのゆ)。3箇所目は来馬温泉の風吹荘の予定でしたが、現在は日帰り湯利用は土日のみで入れず。しかしここは道の駅小谷の深山温泉の源泉とのことで、ここは何度も入っているので入浴済みとしました。で、実際の3箇所目は奉納温泉(ぶのうおんせん)。最後はサンテイン小谷の下里瀬温泉。いずれもすばらしい湯質で、平日ともあってどこも独占貸し切り。大満足な湯巡り旅、塩の道番外編となりました。

スタートは糸魚川の塩の道温泉。
ちなみに白馬にも塩の道温泉があります。

田んぼから丸見え(笑)
ツルツルとしたお湯でした

姫川温泉の日帰り専用施設
瘡の湯(くさのゆ)。難しい読み方です

無色透明ですが、とても熱く鉄サビ臭が強いお湯。
姫川の2km上流の川底から湧く源泉を引っ張っているそうです。

近くの薬師堂横から毎分4000リットルもの湧出湯が道路沿いに滝のように垂れ流されていました。こちらは先ほどの瘡の湯とは関係無く、道路を挟んだ前の2軒の旅館に配湯されています。瘡の湯とは泉質が違い、鉄サビ臭に加えほんのり硫黄の香りもします。

国道から20分ほど登って山奥へ。
最奥の奉納(ぶのう)地区にある奉納温泉。
一軒宿のようです。

小さな内湯1つに勢いよくお湯が投入されていました(循環)。毎分20リットルほどの自噴泉で、温度は低く冷鉱泉のようで、加温されています。とにかく驚くほどヌルヌルのお湯で、長野県で私の知る限り南信伊那の高遠温泉と匹敵するくらいのヌルスベ度。そしてかなり塩味のお湯で、車で来るには遠く難儀する場所でしたが、来た甲斐がありました。すばらしいお湯でした。

最後は国道沿いのサンテインおたり。
ここだけは立派な建物です。

露天風呂は無く、寝湯や立ち湯などいくつかの内湯とサウナ完備。
こちら下里瀬温泉もヌルヌルしたお湯でした。

2021年8月17日火曜日

豪雨続きのお盆に少し走る

自分だけでなく、ほとんどの人にとってこんな豪雨続きのお盆はあまり記憶にないかと。毎年お盆はセミの鳴き声真っ盛りで暑いイメージ。1日2日は雨に降られることがあっても、基本的に太陽がガンガン照りつける中、山や海にとレジャーに出かける連休時なんですけど、こんな梅雨末期のようなお天気になるとは。なのでもちろん登山はとても無理なので、2日間のお休みは少しだけジョギングがてら近場に出かけました。初日は先月末に出場した群馬の八ッ場ダムロゲイニングの復習を兼ねて、その時仕事で出られなかった相方さんはその地は初めてということもあり、一緒にロゲの地図を持ってダム周辺を観光ラン約17㎞。その後は群馬の温泉巡り。翌日は自宅に帰って近所のコースを軽くジョギング約11㎞。

川原湯温泉の駐車場に車を置いて、まずは八ッ場ダムを走る。前回7月末の酷暑とは対象的に、今回は前回より10℃位も差があるほど涼しく走りやすかったです。お盆なのに、コロナ感染拡大とこのお天気のせいで前回より観光客はまばらで少なかったです。

丸岩はいつ見ても変です。戦国時代にはあの上に丸岩城というお城があったそうです。ここから見たらとても攻める気になれませんね(笑) クライマーの精鋭足軽部隊が必要になります。実際は裏側から見た目よりは意外と簡単にアクセスできるそうです。いつか行かねばと思っています。この丸岩といい、例えば日本三大奇形の妙義山しかり、群馬は変な形の山が多い…。


とにかくダムの周りあちこちに立派な公園があります。とても大きい橋があちこちにかかっています。とても広くてきれいな道路が敷いています。あちこちに大きくて立派な箱物施設があります。すべての民家がどれも立派で新しいです。この山間の田舎に”古い物”はほとんど見当たりません。こんな町は全国どこを探しても無いんじゃないかな。なんとも不思議な長野原町であります。

2週間前に来た時も印象的だったフサフジウツギがまだあちこちで咲いていました。松本ではあまり見かけない(少しだけ咲いている)野草です。お隣の県に行くだけでけっこう植生が変わります。特に長野と群馬では大きく変わる気がします。山の形もそう、空気感というか、言葉で表すと難しいのですが…。例えば温泉も色んな意味でより強烈になります。車で走っていてもドライバーの気質もずいぶん違います。これはフォッサマグナ帯が境界となって変化するものなのでしょうか。若い頃、温泉巡りで全国行脚していた頃も、長野から群馬に入った途端、何もかも違うことにちょっとした驚きに近い感覚を持ったのですが、移住して長野県民になった今でも変わらず感じます。

今回も道の駅でとうもろこしを堪能しました。ラン途中に焼きとうもろこしを食べ、お土産に生でも食べられるとうもろこしを買ってザックに背負って走って帰りました。ここは北軽井沢で収穫されたとうもろこしだそうです。浅間山麓の高原のとうもろこし。たくさんの種類があってどれも立派で美味しい。元関西人の私には、甲州や上州に来ると街道沿いにとうもろこしのお店がたくさん並んでいるのがとても新鮮で、ついつい立ち寄ってしまいます。

ラン後に川原湯温泉の王湯に入って、そこから以前一度行ったことのある中之条町の沢渡温泉の公衆浴場へ。そこは残念ながらコロナで町民以外は入浴できず。そして今回湯巡りの一番のお目当て、安中市の磯部温泉へ初めて訪れました。ここはおなじみの温泉マーク♨の発祥の地。江戸時代にできたとか。なんだかクラゲが逆さになったみたい。実際にこの♨マークが地図に記載されるようになったのは明治時代からだそうです。

小さな温泉街にはせんべいストリートなる温泉せんべい(炭酸せんべい)のせんべい店がいくつか並んでいる通りがありました。かなりおせんべいに力が入った温泉地。せっかくなので炭酸せんべいと味噌せんべいを購入。炭酸せんべいはやはりどこも素朴で美味しいですね。

公衆浴場はここ「恵みの湯」という施設が一箇所。想像していた数人が入ればいっぱいになるような小さくて素朴な銭湯とは対象的にとても大きな施設で驚きました。大きな内湯が2つ、大きな露天風呂が一つ。駐車場も広大。たくさんのお客さんがひっきりなしに訪れていました。

2箇所の源泉を使用しているようです。残念ながら加水、加温、循環、消毒、全て有り有りのスペックでしたが、とてもヌルスベ感の強い柔らかい美肌のお湯でした。元のお湯の素性の良さが感じられます。草津などの上毛四湯の個性的で強烈なお湯とは対象的に、万人にお勧めできる長湯が楽しめる優しい温泉です。

誰もいない温泉の神社と公園。とにかくあちこちで温泉マーク推しが見られました(笑)
小さな温泉地ですが、以前から気になっていた由緒正しい♨記号発祥の温泉地に来れて良かったです。

自宅に戻って、雨が降ったりやんだりする中、いつものコースをジョギング。りんごが赤く染まりつつある果樹園の中を走る。この時期にしては涼しい日でしたが、走るとやや蒸し暑かったです。

今回の豪雨で全国的に被害がありましたが、身近な所でも、ジョギングコースの田溝池横の道が山手からの土砂流入で通りにくくなっていました。あれだけ雨が降れば仕方ないです。